ERPC、Solana Shredstream 共有エンドポイントを大幅アップグレード。主要都市のデータソースと同一ネットワーク化で理論上最速に

ERPC、Solana Shredstream 共有エンドポイントを大幅アップグレード。主要都市のデータソースと同一ネットワーク化で理論上最速に

2025.08.17
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)とValidators DAOは、Solana Shredstream の共有エンドポイントを大幅にアップグレードしました。
様々なノード運用経験から高クロックサーバーはいかなるワークロードにも一貫して高いパフォーマンスを示すことがより明らかになり、共有エンドポイントは全リージョンで最高クロック構成へ切り替え済みです。
さらに、フランクフルト、アムステルダム、ニューヨークでは、Shredstream のデータソースと同一ネットワーク内に共有エンドポイントを配置しました。
数ミリ秒の差を大切にする私達は、常に最高の環境をお届けできるよう改善を続けており、今回の改修もその一環です。
いつも多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。

今回のアップグレードで何が変わるか

さらなる低レイテンシを達成し、そしてデータロスをより防ぐことができます。Shredstream の上流受信はUDPで行われ、配信距離が長いほどデータロスが増えます。データロスはそれだけでも問題となり得ますが、連続処理の速度をも落としてしまいます。
私達はこのUDP区間の距離を極限まで近づけ、データソース直下の同一ネットワークに共有エンドポイントを設置することで、ロスの発生源を最小化しました。これによりデータと速度も安定性が向上する見込みです。
配信側のgRPCはTCPで再送が効くためロスが発生しづらい特性があり、上流のゼロ距離化と組み合わせることで、共有エンドポイントにおいても安定した高速性を実現します。
Shreds Price

適用リージョンと運用の勘所

共有エンドポイントの高クロック化はシカゴリージョンにおいても完了しています。加えて、フランクフルト、アムステルダム、ニューヨークでは、共有エンドポイントをデータソースと同一ネットワーク内に設置しました。数ms単位の差が結果を変える現場ほど、この設計の効果は大きくなります。

あなたのリソースも同一ネットワークへ

共有エンドポイントと同一ネットワークに設置されているEPYC VPSを併用すれば、レイテンシの最も高い外部インターネットを跨がない往復が可能になり、合算レイテンシをさらに削れます。アプリケーションを近接配置するだけで、ネットワーク由来のボトルネックが解けます。
Solana EPYC VPS
ベアメタルサーバーはいつでも最速の選択肢となっています。プレミアムラインが売切の状況が続いていますが、在庫は継続的に追加しています。ご希望の方はValidators DAO公式Discordでお問い合わせください。ウェイトリストへのご参加も可能です。

新エンドポイントの導入について

新しい共有Shredstream エンドポイントは、Validators DAO 公式 Discord 上のDirect Shreds チャンネルで、Whitelist IPの変更から再登録すると即時に表示され、そのまま差し替えてご利用いただけます。ご不明点はValidators DAO公式Discordでお問い合わせください。仕様、レート制限、認証方式、価格に変更はありません。

ERPCが解決する課題

私達は以下の課題を解決するため、専用のSolanaインフラとゼロ距離志向のネットワークを自社で構築しています。
  • 一般的なRPC環境で発生しがちなトランザクション失敗やレイテンシ変動
  • 多くのインフラプロバイダーによる性能制限
  • ネットワーク距離が通信品質に与える影響の大きさ
  • 小規模プロジェクトほど高品質インフラへアクセスしづらい状況
これらの改善は、お客様のフィードバックと、それを基にした研究開発の成果です。今後もこのサイクルを循環させ、その時々で最高の環境をお届けできるよう、現場での検証と改善を続けます。
お問い合わせやご相談、ウェイトリストへの参加は以下からお願いします。無料トライアルのご用意もあります。
いつもありがとうございます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。